セーリング 兵庫国体
wrote by matsunaga

国体も今年で第61回大会をむかえることになりました。会場は西ノ宮ヨットハーバーです。近年は見せる国体として、大衆性を求めていますが、陸から非常に近いところに コースが置かれていて、選手、運営ともに非常に難しいレースといえます。沖から風が吹いたらまだしも、陸側から風が吹くともう大変。フィニッシュラインは岸壁の目の前 にあるのですが、突然風が無くなったり、吹いたり、ふれたり。せっかくそんなエキサイティングなレースをしてるのですから、もっともっとヨットレースを見に来てくれる人がいてほしいものです。セーリング競技を少しでも知っていただき、メジャーにしていきたいものです。会場では兵庫のじぎく国体のマスコットであるハバタン(何者なのか はよくしらない)ソングが鳴り響き、沖の上、寝る前などずっと僕の頭から離れませんでした。ハバタン♪ハバタン♪
台風の影響もあり、非常に風に恵まれた、兵庫国体。しかしながら、触れ回り、息のある風にかなり翻弄されました。前をはしっていても決して、セーフティーといえる場面はまずなかったのです。逆に考えると、後ろをはしっている時にチャンスはたくさん転がっていました。スタートがみなさんラインに近いということと、風のコンディションからスタートは無理をせずに出ました。守りすぎた場面もあり 第1上マーク回航が20番ぐらいの時も何度かありました。しかし、冷静に風を拾いつつ、ボートコントロールができたので、ほとんどのレグで順位を上げることができました。
1番やばかったのがトラブルです。国体で使用した艇ですが、レース前にシートのトラベラーからパイプブライダルに変更。第2レースでそのパイプブライダルのねじがぶっ飛びブライダルがねじ曲がりました。「風よおさまれ」と願いますが、7メートルほど吹いています。シートを直接手で持ってセーリング!気合と根性で3位フィニッシュ。さらには第4レースの上〜サイドマークに向かう途中スピンポールが折れ最悪の状況。クローズホールドで気合を入れて追い上げ4位フィニッシュ。この2レースが大きな起因となり、僕たちに優勝をもたらしてくれました。さらには今回一緒にペアを組んだ同志社大学のひとつ先輩である原口さん。現地で練習を1回しただけだったのですが 、よく僕の愛情のないボートコントロール、動作(正確には何回も逆ジブ、沈しかけた。)についてきていただきました。レース中にほんとにいろいろな出来事があり大変なレースでしたが、非常に思い出深いものになりました。来週にはオリンピックウィークが始まります。楽しみ〜〜♪

表彰式にて  左:原口さん 右:松永
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