セーリング Semaine Olympique Francaise
wrote by matsunaga

フランスのイエール。そこは風が強く吹く場所として有名です。毎年4月の末にグレード1のレースとしてイエールオリンピックウィークが催されます。今年は日本からは男子3艇・女子3艇の参加。フランスといえばやはりワインですね。これが本当に安い。今回はアパートメントを借りて自炊をしました。レースが終わって疲れている時の自炊は大変ですが、こんな時に非常に助かるのが、日本から持参したレトルト類ですね。野菜と混ぜて完成。マーボーナスやシチュー、その他おいしくいただきました。

予選第1レースの第1下マーク。3位で回航
さて、レースですが男子は予選、決勝方式で行なわれました。予選初日、風が弱く風軸がなかなか定まらない中でのレース。1レース目はスタートをパリッと決めて大きく左展開。風は大きく左にシフトし3位で回航。2回目の上マークで1艇抜き、そのまま2位でフィニッシュ。第2レースはスタートしてからファーストシフトに乗り遅れ、苦しい展開。15位でフィニッシュ。トータル8位で初日が終了。2日目・3日目は多少風速があがり12ノットから16ノットの風で4レース。フネの修理に時間がかかり調整不足がもろに出てしまい順風での艇速に苦しみます。結局予選は22位で通過。決勝に入ってからは風が弱く1レースしか行なわれませんでした。11位でフィニッシュ。トータルでは20位とダメダメでイエールを終えてしまいました。

イエールのヨットハーバー
やはり世界の強豪と競り合うために必要なものはボートスピードです。僕達は順風以上の風で日本で引き出せていたボートスピードさえ再現することができずに終わってしまいました。あとちょっと…ほんの1メートルでもいいから前に出れば、まったく違う展開になるのに…そんな状況が多々ありました。大事なことはほんのちょっとだけでも速くなることです。そうすればレースにおいてまた違う展開ができるし、コースをとる上での選択肢が増えてくる。すなわちレースが楽に戦えるわけです。精神的ゆとりもまったく違ってきます。そのちょっとしたことを詰めていくことで見えてくるものが必ずあると思います。今の僕達にあたえられた使命です。北京・北京と気持ちだけ先走っていては意味がありません。今しないければならないことを確実につめていくこと!!!
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