セーリング USナショナルチャンピオンシップ
wrote by matsunaga

イヤッホ〜〜!およそ10時間のフライトの後、アメリカ大陸のサンフランシスコに上陸しました。サンフランシスコに着いてはじめに思ったことは、さ、寒い…!ここは、太平洋の北から寒流が流れ込み、非常に寒いんですね。特に海岸では、街中とはまったく寒さが違います。ほんとドライスーツ持ってきてよかった。
 昼になって、陸の気温が上がると、この寒流のおかげで、サーマルがきっちりと入るので、必ずといってもいいほど吹きます。まずサンフランシスコで艇を受け取った後、US nationalsが開催されるサンタクルスへ向かいました。さすがアメリカ!フリーウェイの道が広いこと広いこと。車の数に対して、なんでこんなに道が広いのでしょう。日本でお金払って首都高乗って渋滞してることを考えると、あほくさくてやってられやしませんね。
サンタクルスはサンフランシスコから車で2時間ほど南に下ったところに位置していますが、気温がサンフランシスコより多少は暖かいとはいえ、海水は冷たく、風が吹いている日はドライスーツでヨットに乗ってました。
 この寒流のおかげでめずらしいものを見ました。アザラシとラッコです。ラッコはかわいらしくていいのですが、アザラシは浮標の上でオ、オゥ、ウゥオーと鳴いています。トラペゾイドコースのサイドマーク付近に浮標があって、そこにアザラシがてんこ盛りいて、面白いので見ていたら、バウチンしそうになってやばかった(レースに集中せーよ、あほ)。
そんなこんなで、レースのほうは2位に終わりました。1位は関・柳川組。全米選手権で日本が1位、2位を独占してもいいのでしょうか?今回の僕達の課題はボートスピードでした。くわしくは、ボートスピードの維持です。受けているプレッシャーを高いVMGにつないでいく感覚(五感)・テクニック(ボートハンドリング、セールトリム、クルーワークなど)をレース中にキープし続けることです。これはおそらく永遠の課題であり、完璧はないかもしれませんが、100%に近い状態でレースできるかどうかです。
スピード練習は速いのに、レースになったらそのスピードをうまく再現でできないなんてことはありませんか?それはなぜかというと、レースはスピード以外に考えることがたくさんあるからです。よそ見している間やタクティクス、ストラテジーに集中していると、いつのまにかボートパフォーマンスは落ちているものなのです。僕達はレース中はオートマティックに艇を操って、レースに集中すべきだと考えてます。
 えらそうに書きましたが、今回もまだまだできてませんでした。次回はノースアメリカンチャンピオンシップ!次もいっちょかましたるでー!!
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