３月に行われたナショナルチーム選考会で選ばれたナショナルチームの多くが、福岡は小戸ヨットハーバーに集まりました。４、５、６月と毎月行われるこのナショナルチーム強化合宿。みんなで持っているスキルを共有していこう。日本全体のレベルを引き上げていこう。おいしいラーメンを食べよう（余談）。という趣旨からこのような合宿が行われました。
普段ほとんど練習できない僕達にとって、こういった機会は大変有意義でした。ただ、５日間の合宿の内二人で参加したのは、四日目の午後と最終日の一日でした。松永は最初から参加していましたが、地元、女子の田畑選手が体調を崩したためクルーである栗田選手と急遽一緒に乗ることになりました。
当初はコーチボートのお手伝いをしながら、客観的に練習をみようと思っていたので、お断りしようかと思いましたが、そこにヨットとクルーがいれば乗りたくなるのですね。これが！ひさしぶりということもあって…この時、初めて自分はヨット馬鹿だと気づく(ちなみに小学校２年生からヨット乗ってま〜す)。
さて、練習のほうは、ちょうねんてん(腸捻転)というドリルを行いました。経験したことのなかったこのドリルですが、簡単に説明します。まず、風向にそってマークを３個並べます。マークとマークの長さは３回タックできるくらいですね。まず、一番風下のマークを回航してミドルのマークを目指します。ミドルのマークを１ジャイブ、１タックで１周します。続いて、風上のマークまでくるとスピンホイスト、そしてジャイブ。ミドルマークでは、スピンダウン、１タック１ジャイブ。すぐにスピンホイスト、ジャイブ風下マーク手前でスピンダウン、ジャイブ、回航といった感じです。これを２周して１セットです。こういいった感じで時計回りと半時計周りを回ります。途中で何回ジャイブしようがタックしようがかまいません。同じ向きにさえ回っていれば。
ポイントはミドルマーク。艇をとめずに一周するのがかなり難しい。このドリルでは余裕がなくなると逆に回っちゃうんですよ。僕達も何回か反対に回りました。逆回るとみんなに笑われます。夜のビデオ放映で！ビデオの中から声が。駄目だあいつら余裕ねえわ。キャ〜！中村健二コーチの声でした。皆さんもぜひチャレンジしてください。ただし、逆に回らないように注意。
合宿が終わるとゴールデンウィーク。同じ小戸ヨットハーバーで西日本ヨットウィークが開催されます。レポートお楽しみに。しかし久しぶりのヨット漬けやな！
真ん中が僕達！頭一つリードしてますね。起こせ、起こすんだジョ〜！ |
 |
|
