セーリング 2005年度ナショナルチーム選考レース
wrote by matsunaga

 初めてのレポートになります。緊張するな〜。松永・上野チームが2月に結成されて以来、初めてのレースとなるのがこのナショナルチ ーム選考レースでした。い、いきなり選考レース!上野にとっては、大学卒業後2年間の仕事漬けの生活により、ヨットのヨの字(具体的にはなんなんでしょうかね?)も忘れかけていた中での参加でした。ほとんど練習できぬままレースに望むこととなりました。期待と不安(99%不安)の入り混じる中、第1レースのスタートがきられようとしていた。
 5分前、4分前、3分前(ボルテージあがってきたよ)徐々に周りの艇がスタートラインに並びはじめる。「いつもみんなラインにつくのは、こんなに早かったっけなー」と思いながら、自分たちにとって久しぶりのレースだけあってレース感を忘れてるだけだと思ってました。2分前さらに周りの艇はラインに近づいていく。「それにしてもみんな気合い入りすぎやろ。」「まだ2分前やぞ。」と僕達が冷静だと思ってました。自分たちは艇団よりも2艇身ほど下がって待つ。そして1分前突然みんな走り出す。
 ガビーン…あほは僕達でした。1分間違えちゃいました。しょうがない。開き直って即タック返すが、スタートからスターボーをのばした左の集団にはるか前を通られる。こんな調子ではじまった選考レース。風はふれふれ、強弱ありの恐ろしく難しい海面。2人とも動きがばらばら。レース展開むちゃくちゃ。2上までトップをはしっていたレースがノーレースになるなど、いいことなし。一次はナショナルチーム落ちさえしそうなほど悪いスコアを叩いたが、最終レースは風に恵まれ3レース行なわれたが、6、1、3位とまとめ、男子3位でなんとかナショナルチームには入る。
 今回は明らかな練習不足とレース感のなさが、そのまま悪い形になった大会であったと振り返る。僕達がレースに臨むにあたって1番大事にしていることは、よいイメージを持つことです。イメージと艇の動きが連動できているかどうか。実際、過去のレースでいいイメージを持ちながらレースに臨めている時は、よい結果に結び付いている。もちろん、いいイメージを持てるだけの練習、レース経験が必要ですが…
 次回は日産カップ。この大会までほとんど練習できないが(上野は相変わらず社会の荒波にもまれ中)、せめてレース感を取り戻した上で、日産カップにつなげたい。
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