セーリングニュース Vol.54

皆さん、大変長らくお待たせしました!
こんにちは!!!

すっかりご報告が遅くなって申し訳ございませんでした。

8月24日に北京で閉会式に参加して、翌日に日本へ帰国しました。
そして26日に解団式・文部科学大臣からの表彰・首相官邸での表彰式・会食を行い、やっと解放されました。

今回のオリンピック、結果は皆さんご承知の通り7位入賞です。
メダルに手が届かなかったのは残念ですが、昨年・一昨年の世界選手権で50位前後だった事を考えると、
オリンピック直前まで本当に成長できたと思います。
これもコーチを始めスタッフの方々、サポートをして頂いた企業の皆様、
> そして何よりも個人的に応援して頂いた本当に多くの方々のお陰です

改めまして、誠にありがとうございました。

これから何をするか・・・、ちょっと時間をおいて考えていきたいと思います。
とりあえず、全国津々浦々ごあいさつに参ります。
その際に皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

今まで本当にありがとうございました。
また、今後も何卒宜しくお願い申し上げます。

上野太郎

セーリングニュース Vol.53

皆さん、こんにちは。
青島での練習も、今日で3日目。
各国選手が参加する練習レースも同様に3日目を迎えました。

初日こそ多少風がありましたが、昨日は風が弱く霧が大発生してレースは中止(練習はやりました)、
今日も3レースを行いましたが、かなり風が弱かったです。

その中で速いのは、フランスとオーストラリア。
オーストラリアは過去3度世界選手権で優勝していて、今回の大本命です。
フランスも軽風でのレースが上手く、現在スピードもあるので手強いチームです。

風が弱いと潮流の影響を大きく受けるようになります。
実際青島の潮流は強く、JSAF(日本セーリング連盟)もずっと研究を続けてきました。
が、大きな動きは把握できても、なかなか狭いエリアは難しいようで。
やはり選手が感覚で掴み取るしかないですね!

スタートは潮流の影響を最も受けるシーンだと思います。
スタート時刻までにどれだけ風の影響を受け、艇が流されるか!
だけではなく、更に潮流の影響も考慮しなければなりません。

今はまだ把握しきれていませんが、この合宿でしっかり乗り込んで、青島の潮流のクセを掴んできます。

残り約1週間。オリンピックまでの貴重な練習時間なので、集中して取り組んできます!!

それと、僕たちのブログがあるのを皆さんご存じですか??
広島の選考レースの際にお世話になったNVCさん(村瀬さん、お世話になってま〜〜す)のお陰で、
ホームページを更新、そしてブログも作成して頂きました。
鋭意更新中なので、もしお時間があれば是非ご覧下さい。
文面はかなり適当!!なので、ご容赦下さい。

松永ブログ
http://matsunaga.hiroshima-info.com/
上野ブログ
http://ueno.hiroshima-info.com/

上野太郎

セーリングニュース Vol.52 2008年7月9日

皆さん、こんばんは。

本日、中国・青島に到着しました。
明日から20日まで約2週間、
オリンピック会場の隣りのヨットハーバー(直線距離は1kmぐらい)で練習を行います。

現地は2年前の「オリンピックテストイベント」の時よりも開発が進み、町らしくなってます。
治安も問題無いようです。

ただ悪いお知らせをしなければなりません。
昨日の出国前に松永から連絡があり、ウイルス性の病気に感染したとの報告がありました。
大きく体調を崩すような事は無いのですが、体にじんましんが出るのと気分が悪いという事で
大事を取って日本で休養してます。

何よりもウイルス性なので、青島で他の選手にうつす事も考えられるので、無理は避けました。
日本で体調を万全に整えた後に、青島へ移動する事になっております。

その間、私はヨットの準備を行い、またコーチボートや練習パートナーと乗り代わったりして練習を行う予定です。

また進展がありましたがご報告致します。

何卒宜しくお願い申し上げます。

上野太郎

セーリングニュース Vol.51

皆さんこんにちは。
上野太郎です。

とうとう7月に入りました。
6月30日から江ノ島で練習を続けてきましたが、5日間の練習を終え、現在関西に来ています。

オリンピック現地の情報を仕入れる度に、藻の大発生のニュースが入ります。現地は大丈夫なのでしょうか!?
まぁ、人海戦術が得意な中国の事ですから、多数の人員を投入して、オリンピックまでに解決する事と思います。

僕たちは7月8日から青島に「事前合宿」に出発してきます。
約2週間の合宿ですが、各国の代表選手が既に現地入りしており、 みんなで集まってレース練習を行う事になってます。

もちろん、みんなメダルを争うライバルですが、レースまでは良い練習相手になります。
そこは気持ちを切り替えて、「オリンピック本番でより良い結果を出す」為に、世界のトップ選手の胸を借りたいと思います!!

これからも応援宜しくお願い申し上げます。
また、明日の深夜12時15分〜テレビ朝日系列で我々の放送があるそうです。
取り急ぎご報告まで。
宜しくお願いします。

上野太郎

セーリングニュース Vol.50

同じ日に何度もすいませんが、ちょっとご報告が。。。

先ほどメディアに売り込んでくれている支援者の方から
「今週20日(金)にフジテレビ「とくダネ」で我々の事が放送される!」との連絡を頂きました。

取材は先月中旬に行っておりましたが、放送日がなかなか決まりませんでした。

もしご都合が宜しければ、是非ご覧下さい。
結構長い時間を割いてもらっているようです。

上野太郎

セーリングニュース Vol.49

皆さん、こんにちは。

本日、無事に日本に戻って参りました。
成田からそのまま埼玉県に移動し、今夜から20日まで「NTC(ナショナルトレーニングセンター)」で合宿です。

明日は体力や体調の測定、そしてオリンピックに必要な登録などの事務処理、それとドーピング検査があります。

それと、この前のレースの最終報告をしていなかったですね。
レースの最終成績は32位(シルバーフリート1位)でした。
OCS−15−13−24−4−15ー2−13−2−3−3−1−1
※OCS→スタートのフライングによる失格

結果を見ると、中盤以降安定した成績で走れているのですが、予選と決勝に分かれている以上、前半で結果が求められます。

過去のレースでも、予選で出遅れ決勝で挽回するレースが多く、
もっとスタートダッシュを効かせる事が安定した成績に繋がると思います。
特に予選では、全ての選手が均等にグループ分けされるので、上手ではない選手も多く、
上位でフィニッシュする事も比較的簡単なハズですから。。。

今回は1レース目で失格となり、出鼻を挫かれた格好になりました。
もっと精神的に強くなり、どんな状況でも普段の力が発揮できるようにならなければなりません。

大会最終成績
http://www.fragliavelariva.it/clientfiles/classifica/mrmen.xls

今回のレースも、多くの方に応援して頂きました。
本当にありがとうございました。

オリンピックでは、さらに成長した姿を見せられるように、限られた時間でしっかり成長して参ります。

これからも何卒宜しくお願い申し上げます。

上野太郎

セーリングニュース Vol.48

皆さん、おはようございます

とうとうレース最終日の朝を迎えました。
天気は雨。最後まで天気に見放されました。

で、今日はレース終了後すぐに片付けをして移動しますので、早めにメールをお送りしています。

昨日は1レースを行い、見事に1位フィニッシュ。
予選が終わってから、順調にきています。
特に昨日も、第一上マークを6〜7位で回航したのち、順位を上げられているので、良い内容だと思います。

残り1レースにしっかり取り組み、オリンピックに弾みをつけたいと思います。

これからも宜しくお願いします。

p.s. 現在、シルバーフリート1位まで上がりました。
  総合で32位です。

上野太郎

セーリングニュース Vol.47

決勝レースに入って、今日で2日目が終わりました。
我々は予選の成績が悪かったので、決勝は32位〜62位が集まる「シルバーフリート」でレースを行っています。

昨日は3レース、今日は2レースを順調に消化しました。
予選が終了した時点では48位(シルバーフリート17位)でしたが、
決勝に入って、2位ー13位ー2位ー3位ー3位 と安定して走れています。

この結果順位はシルバーフリート2位。総合で33位に上がりました。
予選からこの結果が出せれば良かったのですが・・・、時既に遅しですね。

ただ、予選が終わって気持ちが切り替わり、思いきってアグレッシブなレース展開ができていると思います。
というのは、最初に決めたコースプランをできる限り守る事で、第一上マークの回航順位が上がり、
より自信を持って次のレースに臨めるという好循環になっているからです。

昨日の2レース目では第一上マークを5位で回航しながら、第2上マークで13位まで落としてしまいました。
これは、予選と同じミスによるもの。
しかし、昨日の第3レースでは、それまでとコンディションが変わり、細かいフトが多く入るようになりました。
こうなると、得意なコンディションなのでバッチリ1位で第一上マークを回航しました。
ただ、途中で抜かれ2位フィニッシュでしたが。

予選と決勝で結果が大きく違いますが、何よりも内容がそれ以上に違います。
予選では全てが思うようにならず、とても苦戦しましたが、決勝に入ってからは
当然やるべき事をやっているだけで順位が上がります。
もちろん、「シルバーフリート」で選手のレベルが多少低いから!なのですが、
> でもそれだけでは無いと思ってます。

今日も2レースを行って、両方3位。どちらも第一上マークを5位以降で回航して
順位を上げてこれてます。
この調子で残り2レースも乗り越えたいと思います。

ゴールドフリート(決勝)に残れなかったのは残念ですが、
シルバーフリートでも良い練習ができていますので!

それでは、しっかり頑張ってきます♪

p.s. スペインの北京五輪代表は、予選で苦戦してなんとブロンズフリート
(63位〜92位)になってました。他にも主要選手が予選落ちしてるのを見ると、ちょっと安心しました。
まぁ他人の成績は関係ないですが。。。

上野太郎

セーリングニュース Vol.46 2008年6月11日

今日で予選3日間が終了しました。
本日は3レース。
昨夜スケジュールの変更があり、本日のレーススタートが13時→9時になって、
今日は久々に早起きしました。

で、早起きして7時30分頃に出艇、そして定刻通り9時にスタートしましたが・・・。
途中で風が無くなってノーレースに。
3位を走ってたのに〜。運がないってこういう事なんですよね。

結局、一度陸上に戻り、12時前に改めて出艇。
今度は南に風向が変わり、風力も上がってきました。
「さぁ勝負!!」
と臨んだ本日の1レース目(4レース目)でしたが、相変わらず第一上マークまでのコースが当たりません。
このレース、フィニッシュは20番台。この時点で決勝進出がほぼ不可能になってしまいました

本日2レース目は、反省を生かして右奥に突っ込みました。
そうすると、第一上マークを6位で回航。
その後順位を上げ、結局4位フィニッシュ。
こうやればいいんだ〜!って思ったのも束の間、次のレースではまたコースミス。
そしてフィニッシュ順位は20番ぐらい。

今回のレースで思ったのは、僕たちはセオリーを守りすぎるという事。
セオリーを守るから大崩しがないのですが、でもそのセオリーが通用しない特異なコンディションでは、
前を走る事ができない。。。
例えば、ヘッダー(風向が変わる事)が入ればタックをしてリフトを 走る。
(ちょっと説明が大変なので、ご容赦を)これは一つのセオリーです
が、
今回はずっとヘッダーを我慢して我慢して我慢して、さらにオーバーセールの場所まで行ってタック。
これがトップフィニッシュした人のコースでした。

オーバーセールをするって事は間違いなくロスだと思っていたのに、
レイラインでタックするとオーバーセールした人に次々に追い抜かれていく。。

確かにこれは特異なコンディションだと思いますし、実際オリンピックで
このような風が吹くとは思いません。
でも、世界のトップ選手はこんなコンディションでも確実に予選を通過しますし、
レース数が増える度に順位を上げていきます。

僕たちには、これからもっともっと成長する余地があるようです。
残された時間を有意義に使い、早くトップ選手に追いつき、
そしてオリンピックで追い越せるように頑張っていきます。
決勝には行けませんが、レースは残り4日間あるので、しっかり練習してきます。

これからも応援宜しくお願いします。

大会サイト
http://www.fragliavelariva.it/public_new/RegataDetail.asp?RegataID=169

上野太郎

セーリングニュース Vol.45 2008年6月10日

今日でレースも2日目を終えました。
そして・・・、どうしてもパっとしません。

本日は2レースを行ったのですが、コンディションは昨日と同様とても不安定な状態です。
主要選手も大きく崩す中、こういう時に一気に上位を狙いたいと思うんですが。。。

2レースとも、第一上マークまでのコース選択が逆。
なので、回航順位も20番台後半ぐらいです。
そこから何とか挽回して、1レース目は15位前後、2レース目は12位ぐらいと上げますが、
でも限界があります。

これで、OCS−15−12(暫定順位です)となり、予選レースは残り3レース。
6レースが予定されており、最も悪い成績はカットされるので、
5レースの合計で50点がボーダーラインだと思います。
(実際はかなり混戦になっており、もっとボーダーラインの点数が上がると思われますが)

なので、現在1レース目の失格をカット。2レース目と3レース目の合計で30点弱。
よって、明日の3レースの合計点を20点以内に抑えると決勝に進出できると思います。

明日はもっと安定したコンディションでレースができる事を期待してます。

しっかり頑張ってきます♪

上野太郎

セーリングニュース Vol.44

今日からレースが始まりました。
久々に雨も上がり、絶好のレース日和!となりそうでしたが、
スタート定刻の13時前に雲が出始め、バラバラと雨が。

そして、風が安定せず30分ほど待機しました。

男子は約90艇が参加し、3グループに分かれて予選を戦います。(女子は1グループ)
その30艇での第一レース。スタートラインが非常に長く、まるで50艇以上のレースをしているようでした。
しかも、風が左にシフトしていたので、自然と風下側にみんな集まってきます。
風が左にシフトしているって事は、第一上マークまでポートロングって事ですよね。

スタート直後、みんな一斉にタック。スタートしたポジションがそのまま高さの差に変わります。
スタート後はポートタックで良いポジションを確保しますが、
その後右海面の崖に沿って降りてくるブローを拾えず、右海面に伸ばした艇団にやられて・・・・。

でも、第一上マークを回航した後、ランニングで追いつき、第一下マークは8位で回航。
その後、またクローズ(風上航)で抜かれ・・・。

今日は風が安定せず、最低なコンディションでした。
フィニッシュ直前には風も無くなりましたし。

で、何より最悪なのは、苦しいレースを頑張ったのに、結局OCS(スタートの失格。フライング)で、
失格になってしまった事です。
久々のOCS、第一レースからやってしまいました。

が、落ち込んでもしょうがないので、気を取り直して明日のレースに臨んできます。
今日は風が無くなり、この1レースだけでした。

上野太郎

セーリングニュース Vol.43

皆さん、こんにちは。

昨夜、無事に目的地のイタリア北部の「ガルダ湖」に到着しました。
途中渋滞に巻き込まれ、一昨日は23時ぐらいまで車で移動し、深夜にホテルに入って。。。疲れました。
オランダの倉庫でヨットを受け取り、そこからドイツのケルンやボン、ミュンヘンを経由して、
オーストリアを通過、そしてイタリアへ入りました。

今朝からヨットの準備を始め、早速練習する予定です。
というのも、明日から大会受付が始まり、4日後にはレース初日を迎えます。

4月にガルダ湖で行われたレースでは優勝していますので非常に相性の良い会場です(だと思い込んでます)。
今回は、4月の大会よりレベルが上がり、非常に良い経験を積む事ができると思います。

そういえば、前回来た時は雪が積もって寒い毎日でしたが、今回は雪も無く太陽が出ればとても暑く感じます。
でも、水は冷たいようなので、ウェアを考えなければ。

p.s. 写真はオランダ国際空港(スキポール空港)です。

上野太郎

みなさん、こんにちは!

セーリングニュース Vol.42

4月末にヨーロッパ遠征から帰国して、早くも 一ヶ月経ってしまいました。
そして明日、二度目のヨーロッパ遠征に出発します。

次の遠征先はイタリア。4月に優勝したガルダ湖で、
「ヨーロッパ選手権大会」というレースに参加します。
この大会は、世界選手権に次ぐ規模で、北京五輪の各国代表選手が参加すると思われます。
ここで勢いをつけて、中国に乗り込みたいと思います。

実は・・・、これがオリンピックまでで最後のレース。
今回の遠征後は、一度日本に戻り7月上旬から現地青島で練習合宿です。
良い形でオリンピックに臨めるように、一日一日を大事に過ごして参ります。

これからも宜しくお願い申し上げます。

写真は今回遠征に持って行く荷物です。
大きなバッグ(キャスター付き)を2個と、調味料などが入った段ボール。
日本航空さんの支援で、代表選手は50kgまで飛行機に積む事ができます。
でも、実際50?の荷物は、空港に持って行くのが大変です(汗)

上野太郎

セーリングニュース Vol.41

ご無沙汰してます。上野太郎です。

先月末にヨーロッパから帰国し、それ以降オリンピックに使用する新艇の作成をしていました。

5月15日に工場から江ノ島ヨットハーバーに移動し調整を続け、昨日やっと「進水式」を行う事ができました!

新しいヨットに新しいマストを立て、そして新しいセールを揚げて・・・。
一日中雨が降ったり止んだりの天気でしたが、
進水式のタイミングでは神様が僕たちに『晴天』という贈り物をしてくれました。

平日という事でヨットハーバーは閑散としてましたが、
中村コーチとセーリングパートナーの石川・柳川組が見守る中、
まずは景気良くシャンパン(正確に言うと、酒屋で買った安いスパークリングワイン)を開けます。
「ポ〜ンっ」との音と共にボトルから泡が溢れ出て。。。

新艇にシャンパンをかけ、ヨットを清めてから、いざ出艇です。
ずっと練習から遠ざかっていたので、感覚を取り戻すべく調整するつもりでしたが、
実際ヨットに乗ると調整なんて忘れて全力で練習してしまいました(笑)
新しいヨットは、軽くそして素材が硬い(ヨットはガラス繊維で作られているので、
使用頻度が多くなるとガラス繊維の強度が徐々に落ちてきます。)ので、フィーリングは上々。

その後、台風の影響で風力が上がり始め、途中8m/sぐらいになりました。
明日、明後日は取材の為、練習できるか分かりませんが、
残り少ない時間を有効に使い、早くオリンピックボートの調整を完了させなければなりません。

次のヨーロッパ遠征まで、あと11日。やるべき事をキッチリやって、遠征に出発してきます♪

p.s. 皆さん、今日は出勤時に台風の影響を受けられたのではないでしょうか?
  葉山は既に雨は止みましたが、風は皆さんの想像通り、ビュンビュン吹き荒れてます。
  明日の取材は吹き返しがありそうですが・・・、大丈夫なのかな?

上野太郎

セーリングニュース Vol.40

皆さん、こんばんは。
本日、ヨーロッパ遠征から無事に帰国致しました。

来月は新艇を作り、乗りこんで調整を行います。
この新艇が、オリンピックで使用するヨットになります。

中国へ送るコンテナの積み込みが6月上旬。
しかし、我々は6月1日から再度ヨーロッパへ遠征する予定なので、
5月中にオリンピックボートを完全な状態にしなければなりません。

とにかく時間がありませんが、一日一日を大事にして
万全な状態でオリンピックの臨めるように準備します!

これからも宜しくお願いします!!!

上野太郎

セーリングニュース Vol.39

皆さんこんにちは。
25日にイェールオリンピックウィークが終わりました。
昨日の朝に現地を出発しフランスを北上、現在ルクセンブルグまで到着しました。
今日は、このまま北上し、ベルギーを抜けオランダのロッテルダムを目指します。

さて20日から始まったイェールオリンピックウィークですが、数日前から毎日のように強風が吹き続けました。
まだ世界のトップセーラーとは、強風域でのボートスピードとコース取りで差があり、
前半戦は反省すべき点がたくさんありました。

初日は10m/sぐらいの風で2レース。15位と6位で纏めますが、
2日目に23位と15位を取り、順位を落としてしまいます。

そして3日目。朝から強風が吹き荒れ、レース委員会は多くの種目をノーレースに。
しかし、470級は男子だけ出艇となりました。
時折入るガスト(突風)にまるで木の葉のようになりながら、必死にスタートラインまで辿り着きます。
ちなみに、そこまでに2回も沈(転覆)しちゃいました(笑)
そして、スタートしたのに・・・、途中でノーレース。結局風が吹きあがってきて、レース委員会も断念したようです。
どんどん上がってくる風速。
ハーバーに帰るのも大変です!

2グループで行われた予選は前半3日間で行われました。決勝には進めましたが27位での通過。

しかし、4日目からの決勝で、日本代表の意地を見せてきました!!!
この日は4〜5m/sぐらいまで風が落ち、得意の風域になってきました。
結果は11位と4位。これで総合14位までジャンプアップしました。

そして5日目、決勝最後の日です。ずっと風が弱く待機してましたが、夕方4時半ぐらいにスタート。
そして、第一上マークを1位で回航。途中順位を落としましたが、結局2位でフィニッシュ。
残りは1レース。「メダルレース」に出場する為、10位以内に入りたい!
でも、気合が空回りしたのか、フィニッシュ順位は20位。総合で12位となりました。

11位と同点、10位と1点差という僅差で、悔しくもメダルレース出場はなりませんでした。
でも、世界選手権以来、成長できている実感があります。世界選手権では15位でしたが、
同じメンバーで12位を取れたので、確実に上位とは差が縮まっていると思います。

実力はstep by stepで。1戦ずつ確実に力をつけて、
オリンピック本番でメダルに手が届くようにこれからも精進していきます!

これからも応援宜しくお願い申し上げます。

上野太郎

セーリングニュース Vol.38

皆さん、こんにちは。
フランス滞在中、環境が悪くメールを送れなかったので、遅くなりましたが
セーリングニュースを送ります。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

皆さん、こんにちは。
イタリアのレースが終わった次の日に、フランス・イェールに移動してきました。

ここは、国際映画祭が行われる「カンヌ」や、高級リゾート地の「ニース」から、西に約100km。
ヨーロッパを代表するリゾート地です。

今回、イェールでは「イェール・オリンピックウィーク」が開催されます。
種目は北京五輪に採用されている全種目。
約600〜700艇が集まり、選手はざっと1000人を超えます。
だから、宿泊先を探すだけでも大変!
ハーバーの半径5km以内は、ホテルもアパートも満室です。

さて移動して早速練習を開始しています。
フランス南部は「ミストラル」と言う、この土地特有の強烈な西風が吹きつけます。
そうすると、5日間ぐらは、毎日15m/sぐらいの風速が続きます。

レースで毎日強風が続くと・・・、考えただけでも嫌になりそうです。

さて今回のレースは、19日に練習レース、20日に第一レースを迎えます。
そして最終日が25日。
25日のメダルレースに参加する事。つまり、10位以内に入る事。これが、今回の最低限の目標です。

しっかり頑張ってやってきます!

それと、イェールではLANの環境が整っておらず、毎日報告のは難しそうです。
ただ、できる限りメールを送るようにしますので!!

写真は、イタリア最終日の模様です。

上野太郎

セーリングニュース Vol.37

やった〜〜!!!
優勝です。
始めてのメダルレース(上位10艇だけで行う決勝)。
そして、初めての海外レース優勝!!

今日は11時ぐらいにレーススタート。
上位10艇だけで行い、得点は普段の2倍。
2位のドイツチームとは8点差、3位のベラルーシとは15点差です。

1位と10位で18点が動くレースなので、かなり緊張します。

で、そのメダルレース。
僕たちは2位のドイツよりも前でフィニッシュする事を考えてポジションを取ります。
スタートの時は真ん中から。ドイツの選手は風下側からスタートしてましたが、混戦でスピードが出ず。
僕たちは、最初に入ってきた右の風でちょっと前に出て、そのゲイン(アドバンテージ)で左海面に寄せていきます。
そう、ドイツの選手のカバーに入りました。

そうすると、次第に風が左有利になっていきます。
神が味方に付いた!!
特に狙った訳でもなく、堅実なレースをして、そして第一上マークをトップで回航。
これは最高のレースです。

その後、イタリア・ガブリオ選手が追いすがりますが、第2上マーク直前でペナルティー。我々のトップフィニッシュが確定しました。
そして、優勝も確定。

今まで3年間、国内・海外問わず活動してきましたが、ここにきてやっと海外レースでの優勝を経験しました。
決してレベルの高いレースではないですが、優勝する事は良いステップになると思います。

本番は来週からのイェールオリンピックウィーク(フランス・地中海側)というレース。
海外の有力選手が集まる、グレード1(G1)のレースです。
この結果を次のレースに繋げて行きたいと思います♪

これからも、応援宜しくお願いします。

成績表
No Sailno Name Scores 1 2 3 4 5 6 7
1 JPN4294 MATSUNAGA TETSUYA, UENO TARO 14,0 1 2 (5) 3 1 5 1
2 BLR 11 ADZINTSOU DANIIL, MEYER KIRYL 35,0 10 6 2 (13) 2 7 4
3 GER 11 RIEGER MAX, RIEGER MORITZ 36,0 3 5 6 2 (14) 4 8
4 ITA 2 ZANDONA' GABRIO, TRANI ANDREA 38,0 (dnf) 1 3 1 6 21 3
5 AUT 3 SCHMID MATHIAS, REICHSTトDTER FLORIAN 43,0 8 4 (27) 5 4 10 6
6 SLO 21 MIKULIN MITJA, PRINCIC SEBASTIAN 45,0 6 9 9 8 3 (13) 5
7 JPN 4293 HARADA RYUNOSUKE, YOSHIDA YUGO 52,0 (19) 11 1 7 7 8 9
8 ITA 4429 SIVITZ KOSUTA SIMON, FARNETI JAS 54,0 5 8 10 11 16 (29) 2
9 BLR 5 DESUKEVICH SERGEI, LOGUNOV PAVEL 57,0 4 3 (22) 6 9 15 10
10 JPN 4271 ISHIKAWA YUYA, YANAGAWA SHOUICHI 67,0 (ocs) 21 7 9 15 1 7

上野太郎

セーリングニュース Vol.36

★「セーリングニュース Vol.35」は、昨日のレース内容です。

レースも今日で4日目を迎えました。
3日間で3レースしか消化できておらず、運営も慌てたのか、
今日は朝9時にスタート予定でした。

が、今日も朝から雨。
我々は7時半には家を出てハーバーに向かいましたが、準備が出来ないくらいの大雨です。
で、結局車の中で待機してました。

結局9時ぐらいに雨がやみ、30分ぐらいで北風が出てきました。
そして出艇。

最初は弱い風でしたが、レース海面に向かう頃には8m/sぐらいに吹きあがってきました。
そして1レース目(第4レース)、左海面からブロー(他と比べて、風が強い部分)が降りてきていると判断。
風下側からスタートです。
相変わらずスタートは調子良く、左集団で頭を出して走れました。

しかーし、左の崖を目指して走っても、予想より伸びない。
結局第一上マークには、真ん中からちょっと左寄りで展開した選手が先に到達しました。
左端には風が届かず、結局10位ぐらいで回航。

サイドマークで一気に4艇をごぼう抜き。第一下マークまでに、
更に1艇を抜き、フィニッシュまでに2艇を追い抜いて3位フィニッシュ。
ライバルのイタリア・ガブリオ選手は1位フィニッシュでした。

2レース目(第5レース)は、1レース目の経験を生かし、真ん中からスタート。
そして第一上マークまで真ん中から右寄りで展開しました。
このコースが当たり、1位で回航。サイドマークまでで後続を遥かに引き離し、余裕のトップフィニッシュ。
100mぐらい差をつけて、完全勝利です。

そして本日の最終レース。徐々に風速が落ち、6m/sぐらいの風でスタートです。
スタートを決め、2レース目と同じように真ん中から右寄りで展開します。
しかし、風が落ちるに従って、右海面にブローが残り、結局右海面に突っ込んだ選手達が先行して第一上マークを回航していきます。

我々は、上マーク付近で多少のゲインを掴みますが、結局6位で回航。
回航後すぐに1艇を抜き(動作で勝ちました!これはクルーの見せ所)、
さらにどんどん調子良く抜いて行きたい所でしたが、残念ながら5位でフィニッシュ。
一方ガブリオ選手は、このレースで左に突っ込み、自爆。
恐らく大逆転を狙ったのでしょうが、大きく順位を落とす事になりました。

今日までの結果
No Sailno Name Scores 1 2 3 4 5 6
1 JPN4294 MATSUNAGA TETSUYA, UENO TARO 12,0 1 2 (5) 3 1 5
2 GER 11 RIEGER MAX, RIEGER MORITZ 20,0 3 5 6 2 (14) 4
3 BLR 11 ADZINTSOU DANIIL, MEYER KIRYL 27,0 10 6 2 (13) 2 7
4 AUT 3 SCHMID MATHIAS, REICHSTトDTER FLORIAN 31,0 8 4 (27) 5 4 10
5 ITA 2 ZANDONA' GABRIO, TRANI ANDREA 32,0 (dnf) 1 3 1 6 21
6 JPN 4293 HARADA RYUNOSUKE, YOSHIDA YUGO 34,0 (19) 11 1 7 7 8
7 SLO 21 MIKULIN MITJA, PRINCIC SEBASTIAN 35,0 6 9 9 8 3 (13)
8 BLR 5 DESUKEVICH SERGEI, LOGUNOV PAVEL 37,0 4 3 (22) 6 9 15
9 ITA 4429 SIVITZ KOSUTA SIMON, FARNETI JAS 50,0 5 8 10 11 16 (29)
10 JPN 4271 ISHIKAWA YUYA, YANAGAWA SHOUICHI 53,0 (ocs) 21 7 9 15 1

※( )に囲まれているのがカットレース。5レース以上行うと、最も悪いスコアが削除されます。

明日が最終日です。
最終日は「メダルレース」が行われます。これは上位10艇だけの決勝戦。
そしてレースの得点が2倍になるため、1位は2点、10位は20点が追加されます。
なので、2位のGER11、3位のBLR11に負けないように最後のひと踏ん張りが大事です。

最後に笑えるように、精一杯レースを戦ってきます!

上野太郎

セーリングニュース Vol.35

皆さんこんにちは。

今日も朝から雨でした。
昨日と同じで、ずっと風も無く、昼過ぎまでハーバーで待機。
14時ぐらいにやっとAPフラッグが降り、出艇です。

北風が3m/sぐらい。トラッピーズにちょっと乗るぐらいの強さです。
レース前に海面を見ていると、右海面からブローが入ってきて、
右に行けばいくほど更に右に振れていました。

こういう状況であれば、上1スタートの即タック。右海面で一番前に出て、有利なポジションに持っていくべきです。
で、スタート。風上側に多くの艇が集まる中、本部船の風上側にポジション。
徐々に風に流されながら、スタート時はベストスピードでスタートできました。
すぐにタックを返し、右海面へ。ベストスタートでした。右の艇団の中で一番頭を出し、良いポジションを確保しました。

が・・・、スタート5分後から風が左へシフトして・・・。
結局30℃以上左に振り、右海面で勝負した事が仇になりました。
左で展開していた選手には全て負け。
ただ、右海面ではトップ集団だったので、第一上マークは真ん中程度。13位で回航です。

サイドマーク→第一下マークで1艇を抜き、第二上マークで2艇を抜いて
10位で回航。勝負はここから!
ランニング(風下航)でまず3艇を一気にごぼう抜き!7位に上がります。
そして、風がどんどん落ちて全艇が止まってる中、僕たちは風の残りかすを掴んで、先行集団と差を詰めます。

そして最終マークを回航すると、その先には鏡のような海面が・・・。完全な
無風。北風と南風がぶつかり、無風状態になってました。
フィニッシュラインの旗を見ると、北風がそよそよと入ってそうだ!と考え、
風が無くヨットが進まない中、強引に北に進路を取ります。

そして思惑通り、北から入ってきた風を掴んで先行艇が走り去っていきます。
それに続いて、僕たちも!

結局、そのレグでも2艇を抜き、何とか5位フィニッシュ。5位という結果ですが、
13位から挽回できた事を考えると十分な結果です。
今日はこの1レース。

ライバルのイタリア・ガブリオ選手は、スタートで失敗し大きく遅れたにも関わらず、
左海面へ突っ込んで驚異の追い上げ。風上マークを4位で回航。結局フィニッシュは3位でした。

明日は朝9時にスタート予定です。この大会は10レースを予定してましたが、現在
まだ3レース。まだまだ結果は分かりません。
5レースを消化すると、最も悪い点数がカットされます。

という事で、明日が勝負です。
でも、結果よりも良い内容のレースをして、今までの練習の成果を発揮したいと思います。
明日も応援宜しくお願いします!

470級男子  参加艇数31
1位 松永・上野組  1-2-5  8点

成績表
http://www.fragliavelariva.it/public_new/RegataDetail.asp?RegataID=165

上野太郎

セーリングニュース Vol.33

こんにちは!
今日からレースが始まりました。

11時に出艇したのですが、北風が無くなり海上で待機。
1時間半ぐらい待機した後、南から雲と共に風が吹いてきました。

雨も降り始め、霧で視界も不良。最悪なコンディションでしたが、風は7m/sまで上がりました。

1レース目は、本部船(風上側)の風下ぐらいのポジションからスタート。
全艇風を求め、右海面の崖を目指して突っ込みます。それも、崖ギリギリ。
そこでタック(方向転換)を繰り返して、崖沿いを進んでいきます。

第一上マークは、5位で回航。サイドマークで3位に上がり、
風下マークで2位に。第二上マークをそのまま2位で回航し、第2下マークで逆転に成功。
トップフィニッシュで、最初のレースを終えました。

最高の立ち上がりで臨んだ2レース目。
風は同じく7m/sぐらい。スタートは本部船の後ろで待機して、一番風上側からスタートしました。
そしてすぐにタック。
右の崖を目指してひた走ります。
1レース目と同じ展開で、第一上マークを2位で回航。1位は
イタリアの五輪代表のガブリオ選手です。
その後、一度3位に落ちますが、第2上マークを回航後、ランニング(風下航)で抜き、2位に上がります。
フィニッシュもそのまま2位。

普段スロースターターですが、今回は初日がバッチリ決まりました。
でも、残り4日間8レースありますから、明日も気を引き締めてレースに臨みます。

しっかり頑張ってきます!!

上野太郎

セーリングニュース Vol.32

皆さんこんにちは。
イタリア・ガルダ湖よりレポートします。

数日前から練習を始め、毎日8m/sぐらいの良い風で練習を続けています。

到着後数日は大変寒かったですが、徐々に気温が上がり、現在最高気温18度ぐらいです。
ただ、水温が低く、風も冷たいので、練習中は真冬の服装です。

1月の世界選手権の課題である「ダウンウィンド(風下に向かう時の走り方)」に重点を置いて練習に臨んでいます。
以前と違い、今回はコーチと練習パートナーがいますので、客観的なアドバイスを受けたり、
パートナーとの比較ができたりと、良い環境が整っています。

少しずつですが、成長している実感があるので、この調子で練習を続けていきたいと思います。

日々の生活でも、パートナー&コーチが率先して料理を作ってくれるので、より練習に専念できる環境ができています。
昔は栄養バランスも考えず、適当に食事を作っていましたが、今回はできるだけ野菜を使った料理を作ってくれるので、体調も万全です。

現地で開催される「エキスパート・オリンピック・ガルダ」は7日から大会期間に入ります。
参加選手も集まり始め、ヨットハーバーにも選手が数多く見受けられます。

世界選手権から成長した姿を結果で出せるように、レースに臨みます。
日本代表になった事で慢心せず、最後まで「挑戦者」の気持ちで勝負してきます!

これからも応援宜しくお願いします。

p.s.写真はガルダ湖にて。湖は南北に細長く、両岸は300mぐらいの切り立った崖に囲まれています。
なので、風は北風or南風しか吹きません。崖によって風が集約される為、湖の幅が狭い場所

上野太郎

セーリングニュース Vol.31

皆さん、おはようございます。
日本は、間もなく8時30分でしょうか?

本日、目的地のイタリア・ガルダ湖に到着しました。
ドイツからオーストリアを抜け、イタリアへ入りました。

それにしても・・・、寒い。
いつになったら、ヨーロッパは春になるんでしょうか?
昨日は、ドイツ南部の町ミュンヘンの近郊に宿泊しましたが、道の端には雪が山のように残り、路上は凍り、大変な事になってました。

今日は夕方にガルーダ湖へ到着しました。
ガルーダ湖は、南北に50ぐらいある、細長い湖です。
湖の両岸は高い崖に覆われ、風は北風か南風のどちらかになります。(それ以外は、両岸の高い崖に遮られ、風が地表に降りてきません)

明日は早速ヨットの準備です。トレーラーからヨットを下ろし、マストを立てて、セッティング(調整)を行います。
その後、コーチボートを準備してやっと練習開始です。

先週までスペインで国際レースが行われていて、選手が除々にガルーダへ移動してくるハズですが、
みんな暖かいスペインで練習に取り組んでいるようで、集まりは非常に悪いです。

でも、とりあえず自分達の練習に取り組むのみですね!
今日から約2週間半。オリンピックに向けて、時間を無駄にしないよう、精一杯練習してきます。

応援宜しくお願いします!!

上野太郎

セーリングニュース Vol.30

皆さん、こんにちは!
上野太郎です。

とうとうセーリングニュースも30通目になりました。
ずっと応援して下さっている方々、本当にありがとうございます。

明日24日から、ヨーロッパ遠征に出発します。
先日のセーリングニュースでもお伝えしましたが、
今回の遠征ではイタリアとフランスでレースに出場予定です。

まずは飛行機で成田空港からオランダ・アムステルダムの「スキポール」空港へ。
そこからバスで隣国ベルギーの首都「ブリュッセル」へ移動します。
「ブリュッセル」はトヨタ自動車の欧州本社があり、ここでレンタカーを借ります。

レンタカーを借りて、再度オランダへ。ロッテルダム近郊に「ティルブルグ」という町があります。
この町には、日本セーリング連盟のスポンサーである「商船三井」の倉庫があり、
日本から送ったヨット&パーツは、この倉庫に保管されてます。

倉庫からヨットを受取り、そのままレンタカーで牽引して遠征に出発です。
最初の目的地はイタリア北部・ガルーダ湖。
オランダからドイツを通り、アルプスの山々を抜けた先がイタリアです。

目的地のガルーダ湖は、とても寒い。。。アルプスの雪解け水が流れ込み、水温はとても・・・低いらしいです。

しかし、寒さを気にせず、全力でレースに臨んできます。世界選手権後、初めてのレースです。
世界で確実に上位に食い込む事が、オリンピックでの入賞に向け大事になってきます。

ただ、試したい事もたくさんあるので、オリンピックまで時間があるうちに、
挑戦していきたいと思います。

課題はたくさんあります!でも、確実に一つずつ克服して、オリンピックに臨みたいと思います。

これからも、応援宜しくお願いします♪

上野太郎